初心者でもできるホームページの作り方

ホームページを作るには、URLとなる「ドメイン名」とファイルを保存しておく「ホームページスペース」が必要になります。
これらを無料のレンタルスペースで済ませることもできますが、通常は自分でドメインを取得してレンタルサーバーを利用するのが一般的です。

~ 独自ドメイン+レンタルサーバーでの作り方 ~

本格的にホームページを作成する場合、独自ドメインを取得して有料のレンタルサーバーを契約することをおすすめします。この場合、ドメインの取得とレンタルサーバーの契約で年間3,500円~6,000円程度の費用がかかります。

~ 費用をかけずに無料でホームページを作る方法 ~

一方、無料のホームページスペースを利用することで費用をかけずに作ることもできます。例えば、FC2ウェブなどの無料ホームページスペースがありますが、サイト上に広告が表示されることにはなるものの、完全に無料でホームページを作ることができます。

ただし、これらの無料レンタルサービスを利用する場合、運営会社から提供されるドメインやサーバーを借りて作成することになるため、将来的にアクセス数や広告収入が増えても、実質的には自分自身の所有するサイトにはなりません。

広告が非表示になる有料版もありますが、この場合でもURLなどはレンタルして作成するため、制限が多いものとなります。

料金面では、無料レンタルの有料版でも年間で数千円程度の費用がかかるため、自分でドメインなどを全て用意してもそれほどの違いはありません。できるだけ、自分でドメインを取得してレンタルサーバーで作ることをお勧めします。

どちらの方法で作成するにしても、作り方自体に変わりはなく、多少のHTMLとCSSの知識さえあれば、初心者でも無料テンプレートをコピペして作ることができます。ホームページソフトについても、無料ツールが多数公開されていますので、メモ帳などを利用すれば特に用意する必要はないでしょう。

実際の作り方の手順

実際の手順としましては、まずはホームページのテーマを決め、テーマに関連するキーワードを盛り込んで作成することをおすすめします。

  1. ホームページのテーマを決める
  2. テーマに関連したキーワードを選択
  3. キーワードに関連したドメイン名を取得する
  4. ホームページスペースを確保する
  5. テンプレートを使ってトップページを作成
  6. 検索エンジンの登録や関係サイトからリンクをはる
  7. ページを更新してサイトボリュームを増やす
  8. SEO対策やリスティング広告によるアクセスアップ
  9. アクセス解析を利用してコンテンツを最適化
  10. 以降、7~9を繰り返して定期的に更新する

作り方の手順の詳細

パソコン上で全て完成させてから一度にアップロードする方法もありますが、トップページだけでも公開しておき、作ったページをその都度公開していく方法が効率的です。

新規に取得したドメインの場合、検索エンジンでヒットするまでに一定の時間が必要になるため、まずはトップページだけでも公開して、時間をかけて定期的に更新していくとよいでしょう。

ホームページとブログの違い

ホームページで作成する場合と比較すると、無料ブログやWordPressなどのCMSで作成する方が簡単ですし、サイト全体の内部リンクが自動的に構築されるため、更新作業も非常に楽になります。

また、初心者の方は、ブログ作成やカスタマイズ方法を学ぶことで、自然とHTMLやCSS、SEO対策などの知識が深まっていくため、最初はブログサイトを作ってみるのもよいかもしれません。

一方、ホームページの場合、基本的にはHTMLタグCSSを使って作成することになりますし、新しいページを追加する際には内部リンクの修正で手間がかかります。そのため、更新がしにくく、サイトのボリュームを増やしにくいデメリットがあります。

けれども、少ないページ間での関連性を保ちつつ、まとまりのある構造のサイトを作るという面では、気分に合わせて書きたいことを記録する日記形式のブログよりも、検索エンジン対策上の優位性があります。

特にビックキーワードでの検索結果を見てみますと、ブログ形式で上位に表示されているケースは少なく、HTMLサイトで最適化されていることが多い傾向にあります。特定のキーワードでピンポイントに上位表示を狙う場合は、ホームページ形式でコンパクトに作ることが最良の選択といえます。