FTPS接続によるアップロード方法
(更新 )
パソコン上で作成したファイルをレンタルサーバーへアップロードする際、FTPS接続で転送すると便利です。通常、一般的なレンタルサーバーでは、たいていはこのFTPS接続を利用することができます。
このFTPS接続をするための無料ツールには多数ありますが、有名なソフトにFFFTPがあります。オリジナル版の開発はすでに終了していますが、現在でも有志のオープンソースプロジェクトによって更新が続けられています。
→ GitHub - ffftp/ffftp・Releases
ホームページ作成ソフトが何もない場合は、こちらのFFFTPを使うことをお勧めします。
また、Macの場合は「FileZilla Client」が使いやすいです。
→ FileZilla(※Mac用)
いずれにしましても、以前までの暗号化されていない「FTP接続」は、転送データの盗聴や改ざんのリスクがあるため、「FTPS接続」に対応しているツールを選択されるとよいでしょう。現在、URLがHTTPS が「HTTP + SSL/TLS」なのと同様、FTPSも「FTP + SSL/TLS」を使用するのが標準となっています。
一方、有料のホームページ作成ソフトを購入する場合には、付属機能としてFTP接続を利用できるため、別途に無料ツールを用意する必要はありません。
例えば、DreamweaverなどのソフトでFTP接続を設定すれば、パソコン内のファイルをサーバー側と同期することができます。

ただし、ソフトによってはFTPのみ対応で、FTPS(Explicit)やTLS1.2 以降の暗号化方式に非対応のケースもあります。そのため、もしセキュリティを高めたいときはFFFTPも併用することをおすすめします。
ホームページ作成ソフトのFTPS 対応状況は製品ごとに異なるため、お使いのソフトのマニュアル等を参照することをおすすめします。
このページでは、FTPS接続に確実に対応している無料ツールのFFFTPの使い方について説明します。
FFFTPで初期設定する項目
まずは、FFFTPをパソコンにインストールして起動し、「新規ホスト」をクリックして初期設定を行います。レンタルサーバーから通知された情報を確認しながら設定するとよいでしょう。

このなかで、正確に記入する必要がある箇所は赤丸の3つです。
■ホスト名、ユーザー名、パスワードの設定
「ホストの設定名」は適当に記入してもかまいませんが、「ホスト名」、「ユーザー名」、「パスワード」は正確な情報を記入する必要があります。
「ホスト名」
こちらには、アクセスするFTPサーバーの情報を入力します。サーバー会社から通知された「ドメイン名」または「IPアドレス」をそのまま入力します。管理画面では「FTP」と書かれていてもFTPS接続に対応していることが多いです。「ユーザー名」と「パスワード」
こちらもレンタルサーバー会社からメールなどで通知されているはずです。もしくは、ヘルプを参照すれば、設定方法が掲載されています。
この「3つの情報」については、レンタルサーバーを契約した際、サーバーの準備が完了した後に送付されるメールに記載されていることが多いです。
【例:「さくらインターネット」の登録完了のメール】

【例:「Xserver」の設定完了メール】
または、ウェブ上の管理画面などで確認することもあります。
【例:「コアサーバー」のサイト設定画面】

【例:「ロリポップ」のアカウント情報画面】

いずれにしても、FTP接続の設定に関する情報が必ず存在するはずなので、送信されてきたメールなどを確認することをお勧めします。
■暗号化のFTPS設定
次に、「暗号化」タブからFTPS接続の設定します。

「Explicit」と「Implicit」の2つのモードがありますが、Explicitモードを使用します。
FTPS(Explicit):
通常のFTP接続が開始された後にAUTH TLSで「これから暗号化します」と宣言し、明示的に暗号化されますが、FTP接続でも利用可能です。このExplicitモードはFTPESとも呼ばれています。FTPS(Implicit):
接続開始時から通信がSSL/TLSで暗号化される方式です。セキュリティの強度はExplicitと同じですが、対応しているサーバーはあまりないです。
暗号化なしでも接続できるレンタルサーバーは多いものの、「Implicit」モードでは接続できないことが多いです。そのため、ExplicitモードのFTPESで設定して暗号化することをおすすめします。

ちなみに、当サイトの場合はCS6の古いDreamweaverのため、TLS 1.2/1.3に対応しておらず、FTPS接続はできませんでした。そのため、ファイルをアップロードする際はFFFTPと併用することが多いです。
その他、「ホストの設定名」の項目は、自分で把握しやすい任意の名前をつけておきましょう。
また、「ローカルの初期フォルダ」は自分のパソコン側のことを表しています。一方、「ホスト側の初期フォルダ」はレンタルサーバー側を指しています。
FTPS接続する度にファイルの場所を探すのは面倒なため、パソコン上のホームページファイルのある場所やデスクトップを指定しておくと便利です。ただし、特に指定しなくても接続できます。
ファイルのアップロードの仕方
実際にFFFTPを使ってファイルをアップロードするときは、左側のローカル側(パソコン側)のファイルを選択し、右側のサーバー側に転送します。

左上の黄色いフォルダをクリックしてから、パソコン上にある「アップロードしたいファイル」とサーバー側の「転送先のフォルダ」を選択してください。
例えば、デスクトップ上にあるファイルを転送したい場合、左側の箇所で「C:\Users\ユーザー名\Desktop」などを開いて転送したいファイルを選択し、青色の矢印のアップロードマークをクリックすると転送することができます。
「転送先のサーバー側のフォルダ」については、「public_html」や「www」、「httpdocs」などが一般的ですが、レンタルサーバーによって転送先は異なるため、ヘルプページなどを確認してください。
ファイルの転送が完了すると、右側にアップロードしたファイルが反映されます。
■転送エラーの対処方法
複数のファイルを一括で転送する場合は、「シフトキー」を押しながら複数のファイルを選択してアップロードします。しかし、大量のファイルを一括で転送する際、通信エラーで切断されたり、アップロードが途中で中断してしまうことがあります。
この原因につきまして、短時間に同時接続や大量のファイル転送が行われることで、サーバー側のセキュリティ機能(DoS攻撃対策など)が反応し、一時的に接続をブロックするためです。
この問題を防ぐにはFFFTP の「同時接続数」を適切に制限することをおすすめします。
ホスト一覧から設定対象を選択 →「変更」→「接続」タブ →「最大接続数」を 1 または 2 に設定することで、サーバーに過剰な負荷をかけず、スムーズにファイルをアップロードできるはずです。
■転送モードはバイナリーモードがおすすめ
転送モードには「アスキー」と「バイナリ」がありますが、現在、 HTML、CSS、JavaScript などのテキストファイルは UTF-8 が主流のため、すべてバイナリーモードで転送するのが安全です。
「ファイル名で転送モード切替え」については、拡張子に基づいて ASCII/Binary を自動判別する仕組みとなっており、UTF-8のテキストをASCIIと誤判定して改行コードを変換してしまう可能性があります。
そのため、Shift_JISのテキストを扱う場合のみ、必要に応じてASCIIモードを使用し、通常の場合はバイナリモードを使用することをおすすめします。
FFFTP「ホスト一覧」をフォルダ分けして管理する
複数のサイトを管理している場合、FFFTPの接続先が煩雑になってくるため、フォルダ分けをして整理しておくと便利です。
このフォルダ分けをするには、「新規グループ」の項目からフォルダ名を入力します。

例えば、レンタルサーバーごとにサイトを管理する場合、「ロリポップ」などと入力してフォルダを作成します。

次に、作成したフォルダに入れておくサイトを選択して反転させます。その後、右側の矢印「↑」をクリックして、そのフォルダまで移動させます。

すると、選択したサイトがフォルダ内に移動されます。

同様に、複数のサイトをフォルダに移動して整理すると良いでしょう。

このように、レンタルサーバー毎にフォルダを分けて整理するとわかりやすくなります。

また、サイトのカテゴリごとにフォルダを分けたり、更新頻度の高い順にフォルダ分けをしておくと便利です。