<b>と<strong>タグの違い
単にデザイン的に文字を太くしたいときは b タグを、論理的にも意味を強調したいときには strong タグを使用します。どちらを使用しても見かけ上の違いはありません。
例:
b タグは<b>文字を太く</b>します。
strong タグは<strong>意味を強調</strong>します。
このように記述すると、次のように表示されます。
見かけ上の違いはまったくありませんが、意味的にはSEO対策上の違いがあります。
SEO対策では<strong>タグに効果がある
strong タグを使用するとそのキーワードが論理的にも強調されますので、グーグルやヤフーなどの検索エンジンでヒットしやすくなる傾向があります。
その一方、strong タグを多用しすぎるとペナルティーを受けてしまい、ページがインデックスされなかったり、検索順位が下がるといったケースもあります。
strong タグは使いすぎるとよくありませんが、適度に使用するようにすると、検索エンジンのSEO対策にある程度の効果があります。
使い方としては、そのページのタイトルタグに含まれるキーワードを、H2などの見出しタグの直下で使用したりすると若干の効果のある傾向があります。
h1タグをサイトタイトル、h2を個別ページの記事タイトルとすれば、h2直下から個別ページの本文がはじまりますので、本文の最初付近に出てくるメインキーワードを強調しておくとよいです。もし、h1を個別ページのタイトルにしている場合はh1直下でもよいと思います。
けれども、ページ内のどの位置で使用するのかとか、サイト単位で strong タグのあるページの割合や階層、サイトテーマとのかかわりなども考慮に入れなくてはなりません。
例えば、あるページで strong タグを使った場合、そのページで強調したキーワードでの検索ランキングは上昇しても、メインで使用しているキーワードでは下がるということもあります。
あくまで強調するという意味ですので、相対的な重みをつけるという感じで使用するといいかと思いますが、おかしな影響が出てくるケースもありますので、できるだけ b タグを使用することをおすすめします。