記事の構造化データにおすすめの画像サイズ

(更新 )

記事タイプの構造化データで推奨される画像サイズについて、Google 検索セントラルのArticle(記事)の箇所には以下のように記載されています。

適切な画像が選択されるように、アスペクト比が 16x9、4x3、1x1 の高解像度画像(幅と高さをかけて 50,000 ピクセル以上になる画像)を指定してください。

(出典:記事(Article)の構造化データ | Google 検索セントラル)

そのため、記事の構造化データを作成する場合の画像サイズは以下が最低要件となります。

  • アスペクト比が 16x9、4x3、1x1
  • 幅と高さをかけて 50,000 ピクセル以上

しかし、この条件を満たしていても、実際にはSearch Consoleから重大ではない問題として、「推奨サイズより大きい画像を指定してください」とお知らせが来ることが多いです。

これはGoogle Discoverがより大きな画像を推奨しているためです。

  • 幅 1,200 ピクセル以上
  • 合計 30 万ピクセル以上の高解像度
  • アスペクト比: 16:9

そのため、Article構造化データの最低要件は50,000ピクセル以上ではあるものの、Google Discoverで大きな画像を表示させたい場合は「幅1,200px以上、かつ合計30万ピクセル以上」の画像サイズをおすすめします。

これは、コンテンツ中のすべての画像を幅1,200px以上で設定するという意味ではなく、構造化データのjsonで指定する画像についての要件になります。

ちなみに、以前までトップニュース枠に掲載されるには、ArticleやNewsArticleなどの構造化データを記述したAMPページであることが必須でした。しかし、現在ではAMP要件は撤廃されており、通常のHTMLページでも掲載されるようになっています。

記事コンテンツ内の画像サイズは何pxが最適か?

第一に優先する条件はモバイルファーストとなるため、まずはモバイル端末での表示を最適化する必要があります。

ガラケーサイトの時代には幅320pxが主流でしたが、現在はその大きさだと小さく表示されてしまい、キャプチャー画像の文字などが判別できない可能性があります。

現在、スマホのCSSピクセルでのデバイス幅(ビューポート幅)は、375px~414px程度が主流となっています。

モバイル端末の解像度のシェア

(※参照: StatCounter Global Stats - Screen Resolution Market Share)

そのため、最低でも「幅414px以上」、できれば「幅428px以上」で対応することをおすすめします。

加えて、Appleのレティナディスプレイなど、最近のスマホは高精細ディスプレイを採用しているため、物理的な画面の解像度(DPR)は表示幅の2~3倍あります。そのため、スマホ画面で画像を鮮明に表示させるには、表示幅以上の解像度(幅750px~1200px程度)で画像を作成し、CSSで縮小して表示させるのが主流となっています。

次に、デスクトップの場合、1920x1080のシェアが約27%、2560x1440で3%あるため、この3割以上のシェアがある幅1920px以上の解像度をメインに設定することをおすすめします。ただし、この1920pxは画面全体の解像度になるため、サイトのビューポート幅は1000px前後で設定されているケースが多いです。

■テキストとのバランス

画像メインのコンテンツでは、コンテンツ内にwidth:100%;で表示しても良いと思いますが、テキスト主体のコンテンツの場合、画像が大きいと圧迫感が出てきます。そのため、一般的にはコンテンツ幅の70~80%程度に設定しているサイトが多いと感じています。

一般的なサイトの場合、width幅を1000px程度に設定しているサイトが多いですが、2カラムの場合、コンテンツとサイドバーの比率は7:3程度のケースが一般的なため、700px前後のコンテンツ幅が多い傾向にあります。

そのため、700pxの70~80%程度でいえば、500px~600px程度がバランスがよいと思います。ただし、上記のようにデスクトップでは1920px以上の解像度が主流になってきたため、サイトのwidth幅を1100~1200px程度まで広げているサイトも多くなってきました。

サイトのwidth幅が1200pxの場合、コンテンツ幅が800px前後となってしまうため、その70~80%程度でいえば、600px以上に設定した方がよいかもしれません。

■画像のアスペクト比

縦長の画像の場合、サイズを大きくするとスクロールが煩わしくなります。同じ600pxの画像サイズでも、アスペクト比が16x9より1x1の方が圧迫感が出てきてしまうため、できるだけ、16x9など横長の画像を使用した方が使いやすいです。

■サイトスピード

画像サイズ(px)が大きくなると、画像のサイズ容量(KB)も大きくなってしまい、読み込み速度が低下してしまう傾向があります。

その際は、HTML標準の遅延読み込み属性であるloading-lazyを画像タグに設定し、<img loading="lazy">とすることをおすすめします。さらに、より複雑な表示制御が必要な場合には、JavaScriptのIntersection Observerも活用することができます。

もしくは画像の容量を圧縮して使用すると、読み込み速度の低下を抑えることができます。

ちなみに、SVG画像は軽量ですが、こちらはベクター画像のため、幅や高さといったピクセルの概念はありません。googleの構造化データ(JSON-LD)では、1200pxなどの画像サイズが推奨されている以上、SVG画像は非対応となるため、JPEG、PNG、WebPなどのラスター画像を使用することをおすすめします。

■記事構造化データでの設定

記事構造化データで設定する画像は、Discover対応の幅1200px以上のサイズがおすすめですが、その画像をサイトのコンテンツ内で使用する場合、PCサイトではコンテンツ幅いっぱいに大きく表示されてしまい、テキストとのバランスで圧迫感が出てくると思います。

このような場合、元画像のサイズは高解像度を保ったまま大きなサイズで使用し、サイト内での表示のみ縮小して設定すれば、適度な大きさで表示することができます。

構造化データの画像は表示サイズではなく、元画像の解像度を評価するため、元画像の実サイズが1200px以上であれば、要件を満たすことになります。

例えば、記事・構造化データ用では「1280px × 720px」の画像を使用し、記事中の<img src=タグではアスペクト比を保ったまま「width="640" height="360"」で指定すると「x2」の高画質で表示されます。あるいは、「width="320" height="180"」で指定すると、アスペクト比を保ったまま「x4」で表示されます。

アスペクト比が16x9の場合の表示サイズとしては、「480px × 270px」や「640px × 360px」、アスペクト比が4x3の場合は「480px × 360px」あたりが候補にあげられます。

幅480pxの場合、2、4、8、12、16で割り切れるため、縮小や拡大して使用する際に使い勝手がよく、主要なスマホの解像度もカバーするので使いやすいかもしれません。

アスペクト比「16x9」の画像サイズの候補

以下は、単純にアスペクト比「16:9」で端数が出ない数字を拾ったものです。

アスペクト比「16x9」の画像サイズの候補

また、heightが奇数の場合も2分の1に縮小する際には割り切れないため、以下の数字が候補になるかと思います。

幅 (width) 高さ (height) 面積 (幅 × 高さ)
320px180px57,600
480px270px129,600
640px360px230,400
800px450px360,000
960px540px518,400
1120px630px705,600
1200px675px810,000
1280px720px921,600

当サイトのコンテンツ幅は660pxのため、コンテンツ中の表示としては「width:640px、height:360px」あたりはやや大きめに感じられます。また、一般的なスマホのデバイス幅は「375px~428px」程度となっているため、それ以上のサイズで考えると、最終的には「width:480px、height:270px」あたりが無難でバランスのよい選択になります。

ただし、記事の構造化データ(Article)に指定する画像については、上記のようにDiscover対応となる「幅1,200px以上、かつ合計30万ピクセル以上」が推奨されています。そのため、上記の表の中で構造化データの要件を満たす「1200px × 675px」や「1280px × 720px」のサイズをおすすめします。

アスペクト比「4x3」の画像サイズの候補

同様に、以下はアスペクト比「4:3」で、端数の出ない数字を拾ったものです。

アスペクト比「4x3」の画像サイズの候補

アスペクト比「16:9」と比べると、使用できそうなサイズが多くなりました。

幅 (width) 高さ (height) 面積 (幅 × 高さ)
320px240px76,800
360px270px97,200
400px300px120,000
440px330px145,200
480px360px172,800
520px390px202,800
560px420px235,200
600px450px270,000
640px480px307,200
680px510px346,800
720px540px388,800
760px570px433,200
800px600px480,000
840px630px529,200
880px660px580,800
920px690px634,800
960px720px691,200
1000px750px750,000
1040px780px811,200
1080px810px874,800
1120px840px940,800
1160px870px1,009,200
1200px900px1,080,000
1240px930px1,153,200
1280px960px1,228,800

当サイトでは、コンテンツ中では「width:480px、height:270px」と「width:480px、height:360px」あたりのサイズを好んで使っています。

一方、「Article」の構造化データで指定する画像については、Discover対応のアスペクト比: 16:9が推奨されているため、「width:1200px、height:675px」、「width:1200px、height:900px」を選択することが多いです。

ただ、注意したい点として、ペイントなどのサイズ変更で1200pxなどに拡大することもできますが、無理やり拡大すると画像がぼやけてしまい、構造化データ用として大きな画像を設定する意味がなくなってしまいます。そのため、あらかじめ高解像度の「1200px」の画像を用意した上で、「幅480px」に縮小するなりして使用することをおすすめします。

そのほか、スクエア(1:1)アスペクト比の画像は縦長となってしまうため、ページ内の縦方向スクロールを減らす意味でも、基本的には16:9や4:3といった横長の画像サイズを中心に選択すると良いでしょう。