無料ホームページからレンタルサーバーへの引越方法

ジオシティーズやニフティなどの無料ホームページスペースから、独自ドメインを取得してレンタルサーバーへとサイトを引越す際の手順についてご紹介します。

まずは、引越先となるドメインの取得やサーバー契約を済ませておきましょう。

無料ホームページスペースから引越しをする場合、ドメインを取得するなどして移転先のURLを自分で確保する必要があります。

引越先のサイト側

①新サイトのドメイン(URL)を取得する
独自ドメインの取得方法
②新サイトのレンタルサーバーを契約する
個人向けレンタルサーバー比較
③DNS設定を済ませておく
独自ドメインの設定方法

レンタルサーバーを契約した場合、URLが無料で提供されるケースもありますので、独自ドメインの取得は必ずしても必須ではありませんが、できるだけドメインを取得されることをおすすめします。

この用意した引越先のサーバーへ、旧無料ホームページのファイルをアップロードすることになりますが、まずは旧無料ホームページのファイルをパソコン側へダウンロードしておきます。

旧サイト側

④無料ホームページからFTP接続などでファイルをダウンロードする
FTP接続によるアップロード方法

このダウンロードした旧ホームページファイルについては、移転先のサーバーではURLや階層が変わりますので、そのままではアップロードできません。

例えば、無料ホームページスペースでサブフォルダのURLが提供されている場合、サイトのトップページは「www.example.com/サイト名/」などとなっているはずです。けれども、ドメインを取得した場合には、ルートディレクトリ「www.example2.com」にそのまま作成することになります。

当サイトの場合、以前まではジオシティーズの「www.geocities.jp/サイト名/」で作成しておりましたが、現在はレンタルサーバーを契約して「www.homepage-tukurikata.com/」のドメインを取得し、URLを変更しております。

移転先では「www.homepage-tukurikata.com/サイト名/」のように、/サイト名/にてフォルダ分けをせず、「www.homepage-tukurikata.com/」のドメインをそのまま使用することになるため、階層がひとつ上になります。

この場合、相対リンクでトップページへのリンクを「../」などと指定していた場合、階層がひとつずれるため、コンマひとつで「./」のように修正しないとリンク切れになってしまいます。ですので、一括置換のツールなどを使い、内部リンクをすべてひとつ上に修正してからアップロードするとよいでしょう。

⑤新サイトのドメインに合わせ、フォルダの階層を修正する
フォルダ分けによる階層化
index.htmlとトップページの関係
public_htmlフォルダとは?

加えて、相対リンクではなく、絶対リンクで内部リンクを指定していた場合も、旧サイトのファイルをそのままアップロードしてしまうと、内部リンクが旧サイトのURLのままとなってしまうため、すべて修正する必要があります。

⑥内部リンクのURLを新しいURLに書き換える

例えば、トップページへの内部リンクを絶対リンクで「http://www.geocities.jp/サイト名/」などと指定していた場合、新しく取得したドメインの「http://www.homepage-tukurikata.com」へと書き換える必要があります。

また、sitemap.xmlを設定している場合は、そちらも新しいURLに修正してからアップロードしておきましょう。新サイト側には旧URLがひとつも含まれないよう、一括置換ツールなどを使って修正されることをおすすめします。

修正が終わりましたら、移転先のサーバーへファイルをアップロードします。

引越先のサイト側

⑦修正済みファイルを新サーバーへアップロードする

この時点では新旧ふたつのサイトがネット上に重複して存在してしまうため、旧サイト側で.htaccessやメタタグを書き換え、新サイト側へリダイレクト設定をして統一します。

旧サイト側

⑧旧サイトから新サイトへ301リダイレクト設定をする
リダイレクト設定によるURLの転送方法

この301リダイレクト設定をしておけば、旧サイトに訪問者がアクセスした際、自動的に新サイトへと転送されるようになります。また、旧サイトへ張られていた被リンクについても、新サイトへ受け継がれることになります。

ただ、旧サイトも保有しておく必要があるため、サービス終了でサイトが削除されてしまう場合などはこの301リダイレクト設定ができません。

2016年にニフティの無料ホームページが終了となりましたが、移転通知機能が用意されていたとしても、深い階層のページではリンク切れとなってしまうケースもありますので、サービス終了でサイトが削除される場合は検索順位の下落やアクセス数が減少してしまうケースが多いです。

旧サイト側で301リダイレクト設定をして転送する

上記の⑦の時点では新旧ふたつのホームページがネット上に重複して存在してしまうため、301リダイレクトによるアクセスの転送設定をして新サイトに統一しておくことをおすすめします。

「新サイトはこちら」のような形で旧サイトに新サイトのURLを張っておくだけでは、今までの被リンクや運営年齢などのサイトの資産が受け継がれませんので、必ず301リダイレクト設定をしておくようにしましょう。

加えて、もし旧サイトからの転送設定をしなかった場合、コンテンツの重複による検索エンジンペナルティーや検索順位下落などの原因ともなり、アクセス数が減少してしまう可能性があるので注意しましょう。

また、301リダイレクト設定をした旧無料ホームページも必ず保持しておきましょう。

旧サイトを削除してしまうとリダイレクト設定が解除され、旧サイトへ張られたリンクがリンク切れになってしまう可能性があります。この場合、サイトの被リンクや運営歴が引き継がれなくなってしまうので注意しましょう。

無料ホームページスペースによっては、.htaccessによる301リダイレクトが使用できないケースもあります。その場合は多少の手間がかかりますが、metaタグによる0秒リダイレクトで転送設定をしておくことをおすすめします。
リダイレクト設定によるURLの転送方法

ちなみに、Google Search Consoleのアドレス変更ツールを使用すれば、サイトを移転したことを明確に通知できますので、こちらも合わせて設定しておくとよいでしょう。
Search Consoleに登録して最適化

Google Search Consoleにて新旧両方のサイトを登録し、旧サイトの方へ移転した設定をしておけば、グーグルへ明確にサイトの引越を伝えることができます。

外部からのリンクを新しいURLへ修正する

友人サイトからのリンクなどについては、URLを変更した旨をつたえ、新しいURLへ変更してもらうことをおすすめします。自分で管理しているサイトからのリンクについても、できるだけURLを変更しておきましょう。

また、ヤフーカテゴリに登録されている場合などは、URL変更の申請もしておくことをおすすめします。この際、最近のヤフカテは掲載基準が厳しくなってますので、リンク切れのチェックや不必要な広告を削除してから申請するとよいでしょう。

ホームページ引越し後の確認方法

訪問者へホームページを引越したことを伝えるには、301リダイレクトで転送設定をしておくだけで十分です。けれども、検索エンジン側では永久にサイトを引越したのか、それとも一時的に転送されているだけなのか、判断されるまでに時間のかかる傾向があります。

検索エンジン側でもサイトの引越が認識されているかどうかを確認するには、2週間から1か月程度の時間をおき、グーグルで「info:旧ホームページのURL」と検索してみてください。
サイト情報に新しいホームページのURLが表示されていれば、引越が完了です。

また、グーグルで「site:新しいドメインのURL」で検索すれば、どのくらいのページ数が登録されているのかチェックすることができます。詳細はこちらのページをご参照ください。

サイトボリュームが多い場合など、旧サイトから新サイトへ完全に置き換わるまでには時間がかかりますので、時間をおいてからチェックするとよいでしょう。

加えて、Google Analyticsのアクセス解析を使用している場合、アナリティクス側でURLの変更をしておきます。旧サイトで使っていた解析用のタグを張り替える必要はありません。

新しく登録してタグを張り替えてもよいかと思いますが、旧サイトのタグをそのまま使用すれば、以前までのデータを引き継げるので、新サイトでもそのまま使用されることをおすすめします。