WebARENAはNTTPCの格安レンタルサーバー

NTTPCコミュニケーションズのWebARENA SuiteS(ウェブアリーナ スイートエス)は、月額108円(税込)から利用できる格安のレンタルサーバーです。

WebARENA SuiteS

月額100円程度の格安サーバーの場合、サイトがダウンしてしまうケースもありますが、こちらの「WebARENA」はNTTPCの堅牢なデータセンターで稼働率が高く、20年以上の実績がある信頼性の高いレンタルサーバーです。

格安ではあるものの、マルチドメイン対応に加え、無料SSLの「Let's Encrypt」も利用することができます。メールやファイルマネージャーが用意されていない点はデメリットともいえますが、Dreamweaverなどのソフトを利用してシンプルに更新される方にとっては、コストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

SuiteSプランの「10GB」と「100GB」の違い

「WebARENA SuiteS」には「10GB」と「100GB」の違いがあります。

「10GB」のプランではデータベースのMySQLが利用できないため、WordPressなどのCMSを利用する際には「100GB」の方を選択されることをおすすめします。10GBの契約ではWordPressを利用できないので注意しましょう。

WebARENA SuiteS

  • 10GB → 月額108円(税込) → マルチドメイン3個
  • 100GB → 月額327円(税込)→ マルチドメイン10個、WordPress可(MySQL)

当サイトでご紹介しているような、HTMLタグを手打ちしつつ、FFFTPでアップロードするような作り方の場合、月額108円(税込)でも十分かと思います。ヤフージオシティーズが終了になりましたが、無料ホームページからの移転先候補としてもおすすめです。

ただし、ファイルマネージャーの機能は用意されていないため、ウェブ上で直接編集するといったことはできませんでした。

ドメインの設定方法

ドメインを設定する際、/home/に直接設定するのではなく、ドメインごとにフォルダ分けをして/home/exampleなどと設定することをおすすめします。

マルチドメイン設定

例えば、マルチドメインでA、B、Cなどの複数のサイトを設定する場合、それぞれをフォルダ分けして以下のように設定しておくと分かりやすいでしょう。

yahoo.com → /home/yahoo.com
google.com → /home/google.com
amazon.com → /home/amazon.com

「/home/yahoo.com/google.com」のような形で設定できるのかは不明ですが、他サイトのフォルダ内に設定すると.htaccessを設定する際におかしな動作になるかもしれません。

この管理画面ではドメインの設定のほか、アクセスログの閲覧や無料SSL(Let's Encrypt)の設定などもできました。

WebARENA SuiteSではメールが使用できない?

「WebARENA SuiteS」ではメールが使えない仕様となっており、メール機能が使えるのはワンランク上の「SuiteX」のプランからとなっています。

また、サポートには以下のような回答があり、DNSレコードを編集して他サーバーでメールを使うといったこともできないようです。

SuiteSサービス標準提供のネームサーバー(asns1.customer.ne.jp)をご利用の場合、任意のレコード登録ができないため SuiteSで利用している独自ドメイン名をメールのみ別サーバーで運用することができません。

ただし、自分でネームサーバーを用意する場合には外部のメールサーバーを使えるとのことです。

お客さまで用意されたネームサーバーをご利用の場合で、Webサーバーとメールサーバーの接続先を指定できれば、SuiteSと外部のメールサーバーを併用することができます。

これはおそらく、バリュードメインやエックスサーバードメインなどで管理しつつ、SuiteSのネームサーバーではなく、ドメイン管理会社のネームサーバーを使用し、DNSレコードを編集してサーバーとメールを別々に指定する形になるかと思います。

SuiteSでのホームページの表示については「Aレコード」でIPアドレスを指定しつつ、メールについては「MXレコード」でGOOGLE APPSなどを指定する形になるかもしれません。

このDNSサーバーについては、契約時にどちらかを選択する画面が出てくるので、自分で用意したネームサーバーを使う場合はそちらで設定されるとよいでしょう。

WebARENAのDNS設定

そのため、設定しようと思えば、独自ドメインのメールアドレスも使えるとは思いますが、設定方法が難しくなるため、WebARENAのネームサーバーをそのまま使うことをおすすめします。

最近はWordPressの脆弱性を利用したサイトの改竄も多く、ドメインのメールアドレスから大量に迷惑メールが送信されるなどの事例が多くなってきています。当サイト運営者の場合、格安サーバーではあえてメールアドレスを設定しないことも多いため、メール機能については特に必須ではないとも感じています。

ホームページ上に記載する連絡先については、フリーメールのメールアドレスなどを記載しておくとよいでしょう。

個人向け格安レンタルサーバー

法人向けや独自ドメインの取得