ABLENET(エイブルネット)のレンタルサーバー

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ABLENET(エイブルネット)のレンタルサーバーは、設立が1998年2月となっており、2023年で25周年目を迎える老舗のホスティングサービスです。

ABLENETレンタルサーバー

2023年3月1日にリニューアルされており、新サーバーでは機能が全プラン共通となって分かりやすくなりました。サーバーソフトにはWordPress高速化で定評のあるLiteSpeedが採用されており、さらにLiteSpeedCacheも利用できます。

また、国内データセンターにて、大手通信会社3社のバックボーン(OPTAGE、IDCFrontier、NTT Communications)に接続しているため、通信速度や安定性が高く、法人サイトでも安心して利用することができます。

コントロールパネルにはDirectAdminが採用されており、老舗サービスではあるものの、日本語対応の管理画面で使いやすいです。

DirectAdminの管理画面

LiteSpeedは、当サイトのような静的なホームページにも高速化の効果がありますが、WordPressなどの動的なコンテンツに対してより顕著なパフォーマンスの向上を見込めます。

WordPressでホームページを作成する予定の方は、こちらのABLENETレンタルサーバーを検討されてみるとよいでしょう。

エイブルネットの料金プランを比較

ABLENETには、一般的な「共有レンタルサーバー」と「VPS」の2種類がありますが、共有レンタルサーバーには以下の3種類のプランがあります。

共有サーバーのプラン一覧

  • ライト:月額換算830円~
  • スタンダード:月額換算1,320円~
  • プレミアム:月額換算3,170円~

上記の金額は初期費用なしの税込金額となっており、支払い方法は月払い、6ヶ月払い、年払いから選択できます。月額換算830円というのは、年間一括での年払いを選択した際の利用料金になるため、月払いや6ヶ月払いを選択した場合には多少割高になります。

当サイト運営者は、とりあえず1か月のみ使用してみましたが、実際に支払ったのはこちらの金額になります。

ABLENETレンタルサーバーの初期費用

半年一括の場合は5,280円、1年一括なら9,960円ですが、ABLENETは満足のいくレンタルサーバーだったため、年間一括で支払っても特に問題はないと思います。

マルチドメイン、無料SSLに対応

マルチドメインやMySQLデータベースは、全プラン共通の「無制限」で利用できます。また、無料SSLにも対応しており、ウェブメールやファイルマネージャー、アクセスログ、.htaccessも利用することができます。

サイト運営に必要な機能は全て利用可能となっており、文字通りAbleなレンタルサーバーとなっています。

CMSも利用可能

WordPressは自動インストールに対応しており、簡単にインストールできます。

加えて、Movable Typeについては手動でのインストールになりますが、動作に必要なモジュールは全てインストールされています。

mt7

Movable TypeユーザーでLiteSpeedを利用したい方は、こちらのABLENETに移転して利用されるとよいでしょう。

そのほか、自分が使用しているCMSが対応しているかについては、サポートに確認してから契約することをおすすめします。

ABLENETの「ライトプラン」をレビュー

WordPressの自動インストール

WordPressでブログを作成する場合、ABLENETではメニューの「高度な機能」→「Wordpress Manager」から自動でインストールすることができます。

ABLENETのWordPressインストール

自分で公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールすることもできますが、こちらの機能を利用した方が簡単です。まずはドメインや無料SSL、メールアドレスの設定をすませてから、インストールするとよいでしょう。

データベースについては、自分で作成してからインストールしても、こちらでついでに作成してもどちらでも問題はありません。

WordPressの日本語対応

インストールが完了したのち、WordPress管理画面の「Settings」の箇所から日本語を選択し、日本時間の「UTC+9」に設定しておくことをおすすめします。

WordPress日本語

LiteSpeedで実際に利用してみましたが、WordPressの操作もサイトの表示も快適でした。

ファイルマネージャー

そのほか、ファイルマネージャーも利用することができ、「.htaccess」なども編集することができます。

.htaccess編集

ホームページファイルについては、「public_html」にアップロードするとよいでしょう。

Webメール

ウェブメールを使用する際は、「追加機能」の箇所に「Roundcube」があるので、メールアカウントを作成したのち、そちらからログインすることができます。

Roundcubeのウェブメール

メールの転送設定は、「Eメールマネージャー」→「フォワーダー」の右側の箇所から、「Eメール転送先を作成」を選択すると設定することができます。

アクセスログの閲覧

アクセスログは「logs」フォルダに入っていますが、アーカイブされた「tar.gz.1」などをダウンロードしたのち、「tar.gz」にファイル名を変更して解凍すれば、閲覧することができます。ログは定期的にダウンロードしておくことをおすすめします。

また、直近のログについては管理画面から直接閲覧できて便利です。

エイブルネットの生ログ

これらのアクセスログの統計については、「システム情報とファイル」→「サイトの要約/統計/ログ」→「ドメイン名をクリック」→「年月を選択」から閲覧することができます。

エイブルネットのアクセス統計

当ホームページのような静的なHTMLサイトの場合、動的なコンテンツと比べるとリソースの消費が少ないため、LiteSpeedの高速化効果はやや限定的かもしれませんが、それでもApacheやNginxと比較するとメリットがあると思います。

加えて、ABLENETは大手通信会社3社のバックボーンに接続しているため、非常に魅力的なレンタルサーバーといえるでしょう。

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